インドネシアでロート製薬が大躍進

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日本企業のインドネシア展開 ロート製薬

インドネシアの人口は現在2億4千万人、今後人口ボーナスが期待できるこの国には、多くの 企業が参入しています。

 日本企業としても鳩のイメージで御馴染みのロート製薬インドネシアで流通を開拓している。 ロート製薬の小売での状況を調査してみました。

・インドネシアは旧オランダ領のため、ヨーロッパの企業シェアが高い

ロート製薬が奮闘

・日本で約400円の商品はインドネシアで約300円 インドネシアの平均月収は、約4万円。日本人は30万円です。所得が10倍近く差があるにもかかわらず 商品の値段はそれほど変わらない事がわかります。

これは、インドネシアに住む大衆は、TRADITIOANALマーケットといわれる、簡単にいえば商店での買い物がほとんどだからです。 今回、店頭での調査を実施したのはMODERNマーケットといわれるカルフールです。

カルフールは、日本のイオンと同じイメージです。外国人観光客や、赤ちゃんがいるような若い世代の買い物客が目立ちます。 現地での購入者は大容量サイズを購入していきます。

例えば、オムツや、ペットボトルの大型サイズなど。

 

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ハイパーマートでの店頭で展開される、ロート製薬の商品です。

インドネシアの消費市場のキーワードとして、ASEAN東南アジア諸国連合)最大のボリューム市場で、中間層が拡大、一人当たりのGDP(国内総生産)は二〇〇九年に約二千六百ドルまで上昇し、ムスリムが大多数を占める国です。

 

伸びがアジア最高 資産100万ドル超の富裕層 年平均25%以上に

スイス系の投資銀行ジュリウス・ベアはこのほど、アジア域内で100万ドル(約7800万円)以上の金融資産がある富裕層(HNWI)の調査結果を発表、インドネシアは2010年から15年の間の成長率が年平均25%以上で、域内最高となりました。

中国同様に日本企業ののオムツはよく売れています。

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アジア地域全体では、15年の富裕層(HNWI)の数は267万人、総資産額は16兆7千億ドルに達すると予測。うち半数超の146万人が中国で、総資産額は9兆3千億ドル、インドもそれぞれ42万人、2兆6千億ドルに達し、増加が顕著になるとしている

注)富裕層の定義は、主な居住用不動産、収集品、消費財、および耐久消費財を除き、100万ドル(約8000万円)以上の投資可能資産を所有する者としている。英語ではHNWI (high-net-worth individual)と表記する。2012年の統計によると、世界に約1100万人の富裕層が存在し、世界で最も富裕層人口を持つ国がアメリカで約306万人、2位は日本で約182万人である。

 

ロート製薬

・スキンケア商品で新ブランド(肌研) 無香料、シンプル、機能性を売りに現地法人を設立

ロート製薬の現地法人ロート・ラボラトリーズ・インドネシア(RLI)社は市場規模の拡大を見越し、スキンケア部門に力を入れている。

同社の主力製品となるスキンケアブランド「肌研(ハダラボ)」の4シリーズの生産・販売を開始しています。

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ムクダヤ・マシディ社長によると、所得向上とスキンケアへの関心の高まりから、インドネシア全体のスキンケア市場規模は5年前から毎年10%以上の増加率で成長を続けている。

ムクダヤ・マシディ社長によると、所得向上とスキンケアへの関心の高まりから、インドネシア全体のスキンケア市場規模は5年前から毎年10%以上の増加率で成長を続けている。

「肌研の製品は、保湿成分のヒアルロン酸など肌に必要な成分はあるが、香料など不要なものは入れない。

シンプルで機能的な日本発のブランドを売りにする」と語った。スキンケア部門の売上は同社全体の3│4割になる見込みという。

インドネシアで販売している肌研は、保湿機能を重視した「極潤(ごくじゅん)」、シミ予防効果をうたう「白潤(しろじゅん)」、エイジングケア

機能を持つ「極潤α(アルファ)」、洗顔料の「卵肌(たまごはだ)」の4シリーズ。

卵肌を除き、各シリーズとも保湿化粧水や美容液などをそろえる。いずれも西ジャワ州チマヒの自社工場で製造されたもの。

中間層の25―40歳の女性がターゲット。100ミリリットル入りの化粧水が3万ルピア台と、小売価格が日本よりも若干安い。

RLI社は、1996年に設立。

白内障治療用の眼内レンズや目薬などのアイケア用品、ニキビ予防の「アクネス」などスキンケア用品、消炎鎮痛剤や熱冷却シートなどのヘルスケア部門がある。

インドネシア人は、日本の女性と違い、洗顔や入浴に時間をかけることがありません。また、常夏のため、汗をかくため、ニキビもできやすい環境です。

ロート製薬ASEANに進出し、アクネスを展開したことにより、小売りでのニキビ対策商品のシェアが高まっています。

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日本の高付加価値商品は、ASEANで今後確実に受け入れらていくことは間違いないようです。

ごくらく株式会社は日本企業のASEAN,海外進出をサポートさせて頂きます。海外進出にともなうWEBサイトの多言語化、インドネシア語タイ語、中国語への翻訳業務も行っております。

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